第4回がんばろう!真備!KIZUNAフェスタレポート
2022年11月5日、秋晴れの空にオープニング恒例となっている風船が飛んでいきました。
約800名ほどの方が秋のイベントが多かった当日足を運んでくださり、ステージや飲食ブース、ワークショップでの体験も賑わい、こどもたちは遊びエリアで思いっきり体を動かして遊んだり、こどものお店屋さんで輪投げや射的、買い物を楽しんだり、今回初となる屋カーリングでも遊んだりと充実した一日を過ごしていただくことが出来ました。
当日、いのりんジャパンで担当させていただいたこどものお店屋さんでは今年台風被害が出た静岡県から厳選されたお茶を扱っておられる茶ッ葉屋様から煎茶を仕入れさせていただき、販売しました。原価を差し引いたすべての利益分は後日関係している団体様とのお気持ちも合わせて静岡県への義援金として20050円を送金させていただきました。またお茶を仕入れさせていただくきっかけとなった代表の出張の際に静岡のメンバーの方が関わっておられる方が冬の衣類がないという緊急案件がはいったためイベント準備と平行して呼びかけさせていただいたところ、川辺復興プロジェクトあるく代表の槙原様から早速のご支援を前日設営の際にいただきました。またいつもお世話になっている一般社団法人ぐるーん様からも足りなかった部分のご支援をいただき、冬服の上下を数セットおつなぎすることが出来ました。復興支援のプロセスと緊急支援のプロセスを同時に出来るのも今までの経験やつながり、信頼関係があるからこそ可能となっていると実感しています。
来賓挨拶では国土交通省中国地方整備局高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所の事務所長・濱田様から現在の河川工事の状況などもお聞きすることが出来、私たち真備に関わるボランティアひとりひとりとしてもひとつの大きな節目を改めて知る機会となり、とても意義深い時となりました。4年前の7月から現地で様々なかたちで活動し、そして今も共に歩ませていただいている連携団体の皆様と久しぶりにお会いするとなんとなく同窓会のような空気感で時にふざけたりできるようにまでのつながりが与えられていることも本当に感謝なことだと実感しています。この関係になるまでそれぞれいろんな限界に葛藤し、時に意図がちがったかたちで伝わったり、誤解されたり、失敗したり、本当に大変なところを経験しているお互いだからこその関係があると感じます。そしてそんなお互いの中にあるのは真備の復興です。物質的な復興が進んでも精神的な復興はもっと時間がかかるのは災害支援に関わっている方の常識かも知れませんがその中に入り、共に歩ませていただくことは支援する側と支援を受ける側という垣根を越えて共に歩むというプロセスに入っていくと実感しています。
このような規模のイベントを実施するうえで見えないところで支えてくださる多くのボランティアや支援団体様、企業様の力は本当に大きいです。今回もテントの手配、看板の手配、物資提供、そして準備段階の草刈りや公園の整備、前日の設営、当日の設営やイベント中のサポート、撤収、週が変わってからのお借りしていた資機材の返却など100名以上の方の手が支えてくださいました。特に今回は中高生ボランティアのちからが集まりました。イベント後、交流会を持ち、次世代へといろんな想いや気持ちを伝える時間も持つことも出来ました。
終盤では4回すべてのKIZUNAフェスタに駆けつけてくださっている向日かおりさんの心のこもった歌とトークで涙する場面もありました。そしてエンディングは真備での活動の中でいのりんジャパンのメンバーが作詞・作曲し、3番の歌詞を真備での支援を通して繋がり、今でも共に歩んで行ってくださっているこもれびの里の赤坂さんがつけてくださいました。
ステージ(敬称略・順不問)
Brilliant
今井勉
大江戸玉すだれ竹風会
倉敷市学童保育連絡協議会
総社南高校ダンス部
竹のオーケストラ
倉敷市真備町緑化協会
成羽こども神楽
マカナフラスタジオ
アンジェ運動学習教室
向日かおり
飲食ブース出店協力(敬称略・順不問)
パンポルト
テプテク
いきな屋
からあげまき
まびの道
ふるいち
旅商人
主催:特定非営利活動法人こもれびの里
共催:いのりんジャパン
後援:倉敷市・倉敷市社会福祉協議会・川辺地区まちづくり推進協議会
協力(敬称略・順不問)
倉敷市真備町緑化協会
国土交通省 中国地方整備局高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所
社会福祉法人倉敷市史総合福祉事業団
倉敷市学童保育連絡協議会
公益社団法人倉敷青年会議所
チーム山本
横田運送(有)
蜂谷工業(株)
日本一のだがし売場
株式会社アンゼン岡山
(株)テオリ
ディオ
武本石材工業
まきび記念病院
アトリエe-ラヴィージュ
川辺復興プロジェクトあるく
スマイリング
災害支援ネットワークNPOかけはし
一般社団法人epoおかやま笑顔プロジェクト
地域活性NPOきばいやんせ
岡山大学看護学生with教員による健康相談
岡山県立大学
岡山県立倉敷まきび支援学校
岡山県立倉敷中央高校
岡山県立倉敷玉島高校
灘高等学校
舞子高校
神戸常盤女子高校
西宮今津高校
KOBE高校生災害ボランティアチーム
いのりんジャパンは現在も真備の復興支援の活動を継続しながら各地の災害支援のためにも視野を維持しつつ活動しています。災害が毎年のように各地で発生する中で過去の被災地が忘れられていくような状況の中で復興に向けての歩みを真備の皆様と歩みつつ、日々の生活の中での防災に関する防災教室やワークショップなども展開しています。このようなひとつひとつの取り組みは皆様のご支援により継続することが出来ます。いのりんジャパンの活動を覚え、ご支援、ご協力いただきますよう今後ともよろしくお願いいたします。